雑誌やTVなどあらゆるメディアに掲載されており、いやでも毎日、目や耳に入ってしまう占いではないでしょうか?
老若男女問わず、自分が何座生まれか知っている人も多いのですが、実際には10個の天体で表されています。そのうちの太陽にあたる星座が、日常に言われている〜座というもので、私達の性格・運命の約30%を司っています。
又、雑誌によって、星座が始まる日付けが違うことに、気づかれている人も多いのではないでしょうか?地球から見て太陽が何座に入ったかが毎年違うため、だいたいの日にちを書いてあるため起こる問題ですので、微妙な人は確認したほうがいいですね。
これからご紹介する占星術は、単に「何座生まれ」だけではない奥深い世界と、その人の生き方や指針が表されています。そのしくみをさわりだけですが、ご紹介しましょう。
占星術の歴史 占星術のしくみ 記号の説明 (星座というインテリア 星の神様たち)
星の宮殿の紹介 神様同士の友好関係
まずは占星術の歴史などを
人類が文明を築き始めた頃から、星は人々に夢とロマンを与えてきました。
紀元前2500年頃には月による暦が作成され、さらに日食や月食は国にとっては凶とされ、大きな脅威と考えられました。紀元前1900年頃のバビロニアでは、月食が及ぼす国と王の運命を予言し、紀元前650年頃、アッシリアのアッシュルバニパル王の時代には、国の全土で天文観測をさせ、食を予測していたといいます。又、紀元後には、中国でも同じように日食・月食の観測をしていたとされています。食はご存知のように、地球の地点で見える場所と見えない場所があるため、予測していてもその地点からは見えない、といったことは当然起こるのですが、予測が外れる(食が見えない)と王の力があったから跳ね除けられたとされたようです。
どちらかというと、古代は国の運命を占うものとされていましたが、個人の運命を把握する道具となったのは、紀元前3世紀頃のバビロニアとされていて、5惑星での観測もされていたようです。ちなみに、現存する最古の個人の出生図は、バビロニアで出土し、惑星の位置から紀元前410年4月29日のものと推定されています。
現在の黄道12宮は、バビロニアで独自のものが確認されていました。その後、海を越えローマやギリシャへ渡り、神話と結びつき、現在の星座が当てはまりました。その最古のものは、エジプトのデンデラ神殿に作られたもので、ローマ支配下に入ってからの紀元前30年頃の作とされています。現在はルーブル美術館に飾られています。
現在のような星占いは、紀元後に書かれたローマのマルクス・マニリウスの『アストロノミコン(邦題:占星術または天の聖なる学 白水社)』とギリシャのプトレマイオスの『テトラビブロス(英訳のみ)』がベースとなり、ピタゴラスやトマス アクィナス、ユングなどの歴史上の有名人らも占星術のとりことなりました。中でも、医者であり哲学者であったヒポクラテスは「患者のホロスコープを解読できない者に、医師の資格はない」とも言っています。占星術はキリストの迫害にあい地下に埋もれた時代もありましたが、天王星以降の天体の発見により発展し、世界各地で親しまれ、現在に至っています。
「人間というミクロコスモスと、宇宙をまわる天体のマクロコスモスは比例する」
という、哲学の上に成り立っています。占星術をするのに必要なのは、個人の出生年月日はもとより、生まれた場所、出生時間 が必要です。このデータをもとに、生まれた時の星の配置を表にした出生図(チャート とか ホロスコープ ともいいます)を作り、解読していくのです。ホロは「時間(英hourアワーの語源)」、スコープは「見る」というギリシャ語が合体したものが、ホロスコープ=出生図 の語源です。
時間が解らない場合も占えますが、この場合は曖昧なものとなります。この世に生まれたあなただけの運命・運勢を把握するものですから、これだけの面倒なデータが必要になるのです。年月日が一緒でも生まれた時間や場所が違うと、この出生図も違ってしまい、別の運命になってしまいます。下の絵は松田聖子(1962年3月10日午後5時5分 福岡生まれ)さんの出生図で、生まれた時の星の配置を写し取ったものです。
なんだか複雑で、いろいろ記号と線が並んでますねえ。この意味不明な記号たちが、運命の指標といいますか、性格や今後起こりうること、または結婚相手とか恋愛の時期、適職などをこっそり教えてくれるのです。
黄道にならぶ12個の星座に太陽系の惑星(太陽〜冥王星)がどこに位置しているか?というのがポイントです。実際の夜空にまばたく星は1星座の幅はまちまちですが、西洋占星術では1星座を30に区切ってみていきます。なので12星座×30度=360度となります。 出生図で19などと書かれた数字は度数で、松田さんを例に取ると、生まれた時太陽は魚座の19度にありました。これから記号の意味をご説明しましょう。
星座の記号と意味
出生図という、何もない空間に星座の神様が君臨します。星座は星の宮殿のインテリアとなるものです。星座はギリシャ神話から由来されています。
牡羊座
一番初めの星座です。この羊は雄で荒々しく荒野を駆け回ります。正義感も強く、自分を信じ疑わず、これと思ったら猛烈に前進していくところがありますが、周りが見えなくなってしまうこともあるようです。
牡牛座
ゆっくりとおっとりとした雌牛です。行動するより今居る自分の場所を大切にします。忍耐力も強く辛抱強い性格で、じっくりと信頼を得て頂点を目指します。物を大切にする性格で、美しいものが大好きです。
双子座
双子の兄弟の姿です。 人とコミュニケーションをとるのが得意で話の話題も豊富です。知識もいっぱい知っていますが、浅く広くも多いようです。欲張りに同時に2つを進行させることもあるようです。
蟹 座
母性本能が強い家庭的な星座です。冒険をせず堅実に守っていくイメージです。感性が豊かですが、時々感情的になることがあるようです。おいしいものが大好きで、料理も得意な人が多いようです。
獅子座
百十の王である雄のライオンです。プライドが高く行動力もあり、目立つ存在感でリーダーシップの力もあります。創作の才能も持っています。ダイナミックでドラマチックな生き方を好みます。
乙女座
文字通り少女のような星座です。折り目正しくきちんとした清楚なイメージです。デリケートで傷つき易い面もありますが、実用的で完璧主義なところがあり、細かいところに目が届く人です。
天秤座
天秤のようにバランスを大切にする星座です。自分より人を大切にする傾向が強く、個性が無いとみられがちですが周囲への配慮は欠かしません。クールで知的で都会的なイメージです。
蠍 座
蠍座の女なんて曲にもなった星座です。おとなしそうにみえますが芯が強く、直観力が豊かです。あまり言葉にしない傾向がありますが、心の奥には大変深い情熱を秘めています。
射手座
上半身は人間、下半身は馬の姿の星座です。空を飛ぶ矢のよう一直線に情熱を傾け、行動的で自由なイメージですが、興味を失うのも早い面もあります。束縛を嫌い、好奇心も強いです。
山羊座
牡羊座は雄でしたが山羊座は雌の星座です。中途半端を嫌い、無理のない計画力と慎重さを兼ね備えています。まじめに見えるので近づきづらい雰囲気もあるようです。
水瓶座
水瓶を持つ美少年の姿の星座です。考え方は先進的で独創的な考え方をします。クールで知的な雰囲気があり平等意識がありますが、組織の中では現実的ではないと言われることもありそうです。
魚 座
2匹の魚がモチーフの星座です。心が優しく、争いや喧嘩を好まない性格です。同情心もありほおって置けない性格を持っていますが、たまに優しさにつけこまれることもあるようです。星の神様たち
星座は基礎でしたがこれからご紹介する記号はそこに住む住人です。
太陽
生命体の核になるエネルギーは太陽ですが、個人の運勢上でも一番核になるもので影響力のある天体です。バイタリティーや自分自身、本人の意思などの方向性などを表します。
月
太陽に対し、内なる自分である無意識の部分を司ります。感情や気分などを表し、幼少期に受けた母親からの影響を大きく反映しているようです。太陽と共に重要な天体です。
水星
太陽をまわる公転周期は約88日と早い天体です。知性や意思の伝達、人とのコミュニケーションの仕方や話し方、思考回路を表します。
金星
約225日かけて太陽のまわりを一周します。愛の女神ヴィーナスで、女性にとっては愛情表現、男性にとっては好みの女性のタイプを表します。愛だけではなく金銭も意味します。
火星
行動力や闘争心を表します。女性にとっては好みの男性のタイプ、男性にとっては恋のアプローチを示します。
上記までは比較的公転周期が早い天体で個人に受ける影響力は強いのですが、これからご紹介する天体は公転周期が1年以上と長く、同世代の人たちは同じような位置になることもあります。上記の早い天体と結びつくことで個人に影響を与えます。
木星
1星座を約1年で通過する一番大きな天体です。幸運や拡張、発展、拡大、名誉などを意味します。
土星
1星座を約2.5年で通過します。規律や堅実性、責任感などを表します。
天王星
望遠鏡の開発により1781年に発見された天体です。個性や発見、自由などを意味し、ハプニングを運ぶ星でもあります。
海王星
ガスで覆われた星です。夢や理想、 直観力や曖昧なものを意味します。
冥王星1930年
1930年に発見された新しい天体です。再生や宿命、深い信念などを表します。
下の記号は天体ではなくポイントなのですが、これも占星術では重要な役者です。
アセンダント
出生図で左側に位置する東の地平線です。ルックスやしぐさ、行動の仕方などに影響を及ぼします。
メディウムコエリ(エムシー)
出生図で上に位置する南のポイントです。社会での成功やかかわり方などを示します。
パートオブフォーチュン
アセンダントと太陽と月の度数を計算したもので出生時間が解らないと解りません。月と同じような意味があります。
ドラゴンヘッド
漫画じゃありません。ノースノード、龍頭とも言います。月が黄道を上に横切る昇交点です。良縁や良い過去世と関係あるとされています。
ドラゴンテイル
ドラゴンヘッドとは逆に、月が黄道を下に横切った降交点です。サウスノード、龍尾ともいいます。ドラゴンヘッドの180度反対側にいつもこのしっぽがいます。悪縁や悪い過去世と関係あるとされています。
リリス
3種類ほどリリスと名のつくものがありますが、私が使っているのは月の遠点地のほうです。性的なもの、因縁などを表しているとされています。
さわりだけご紹介しましたが。。。いっぱいありましたねえ。このほかにもあるのですが、私がよく言うもの(なるべくつかわないように気をつけていますが)をお伝えしました。このほかにも小惑星とかあるんですが、研究用では使いますが、鑑定用には使ってません。天文暦がないのと10惑星+アルファで十分用が足りているのと、小惑星というくらいであまりにも比重は小さいものですし、公転周期も遅いのでそれをあてはめてもどうかな?とおもうので。
星の宮殿
星座という基礎があって、記号という星の神様が住んでいますが、こんどはその星の神様が入居する家をご紹介します。1〜12号室まであり人生で必要なものばかりを扱う部屋が並びます。出生図の中心近くに1〜12の数字がふってあるのが部屋名です。宮とか室とかハウスといいます。神様が入居しているのですから、宮殿なので宮と呼ぶことにします。
1宮
本人の性格や気質や容姿を表します。 自分自身がテーマです。2宮
自分が稼ぐお金の状況などがテーマです。3宮
兄弟など近しい人との関係、教育、旅行などがテーマです。4宮
家庭環境や晩年、無意識の癖などがテーマです。5宮
娯楽や個人的な楽しみなどがテーマ。6宮
健康や仕事などがテーマです。7宮
結婚や他人との関係などがテーマ。8宮
死や性、遺産がテーマです。9宮
海外や高等教育などがテーマです。10宮
職業や社会生活などがテーマです。11宮
友人や目的などがテーマです。12宮
秘密の問題や潜在意識がテーマです。
出生図に書かれた位置に、星の神様はハウスという宮殿に住み、星座というインテリアに囲まれて住んでいますが、神様同士友好関係を持っています。友好であるか仲が悪いか、それとも暴走ぐせがあるかは、これから紹介するアスペクトにかかってきます。松田さんの出生図を例に取ると、赤い線と青い線が書かれています。神様同士の交流の線ですので人間のつきあいと同様、良い友達とつきあうといい影響を受け、悪い友達といると悪い影響を受けるとおもってください。赤い線は仲が悪く、悪い面が出やすく。青い線は調和な関係です。(おお〜おおざっぱだ〜いいのか?!複雑になるのでそんなもんだとおもってください。)
たとえば、月と海王星が赤い線で結ばれていますが、月という無意識の星に、海王星という現実味を帯びない星が悪い関係にあるので、よく言って「夢をみがち」、悪く言って「生活が不規則」となります。
また、星の神様どうしが寄り添っている場合、松田さんは火星と木星と水星がよりそっていますが、これは影響力が大きくなり、仲良し組みにも羽目をはずして悪い友達にもなりやすくなったりと、よくも悪くも一番強く影響を受けます。
火星は闘争力、木星は拡大、水星は文書ですから、「法律的な問題が出やすい」「話すことばは直球で、仕事関係に支障をきたす恐れがある」とか、「タイプの男性は、社会的な地位のある人が好き。年齢的でいえば、上でも若くてもオールマイティ。また、水瓶座の部屋にいるから、頭が良く個性的な人が好み。縁がある場所は、6宮は仕事の部屋だから、仕事の関係者」と解釈していきます。「じゃあ、赤い線しかない人は悪い人なの?」というとそうではなく、極端な性格の人だったり、波乱万丈の人生だったりするようです。星がその人に休む暇を与えないので、無意識のうちに本人も、エネルギッシュな生き方を選択するからでしょう。
「こんどは青い線ばかりの人は?」というと、安易に考えてしまう性格の持ち主で、怠け癖が抜けない・・・なんてことにもなるようで、要はバランスが大切なのです。魂は修行をしています。私達は今しか知りませんが、魂は肉体を借りて何回も生まれ、死んでいくのを経験しています。過去世で抱えてきたカルマを解消する場が今世ですが、なかなか返しきれないのが現状です。
「今世は、ここがあなたの魂の修行の場に与えたのだから、こういうふうに生きて行くのも経験になるよ。
苦しいと感じても、今世はこれで生きてみなさい。きっといいことがあるから!」
とホロスコープを通じて、星の神様は私たちに教えてくれているのです。
明日からは、星からの助言を胸に、毎日を過ごしてはいかがでしょうか?